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アナザーモーニング

うんこ大附属

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5年以上も住んだ陋屋は30分も掛からずに空になってしまって、本当の終わりが来てしまった。社会に出る前日に一度死んだのだから、2度死ぬのも3度死ぬのも変わらないと嘯いてたが、やはり死ぬのは怖い。

金曜日、最後の金曜日だった。幼年来の友人と酒を飲み、いろいろなところへ行ったことを話した。京都、九州、四国、吉野、宮守、有珠山宗谷岬。他にもあげればキリがない。聖地巡礼と託けて、それでも日本中に行けたことは、何もならなかったかもしれないが、本当におれの中では大切な記憶で、財産だと思う。またこうして旅行の計画を立てれられる日は来るだろうか。

旧居を空にし、新居に向かう道すがら浦和競馬場に寄った。越してきてから5年間。数えきれないほどここに行き、数えきれないほど金を失った場所だ。もう来ることはないと思うとせいせいする。

バイバイ、おれのグローリーデイズ。痛いほど眩しかったなあ。

最後は涙が出た。

 

今週のレース:中山牝馬ステークス

競馬

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今週の目玉はG1へ格上げとなった4月の大阪杯へ向けての重要なステップ、金鯱賞。なのだが、今回はヴィクトリアマイルへのステップである中山牝馬ステークスを取り上げる。おれの誕生日が3月のこのくらいの時期に来るため、開催時期がコロコロ変わる金鯱賞より、だいたいこの時期にやる中山牝馬ステークスのほうに思い入れがあるからだ。


中山牝馬ステークス(G3)  中山11R 2009

今回は2009年の中山牝馬ステークス。これで引退となる2006年の桜花賞馬・キストゥヘヴンが快勝し、自らの花道を飾ったレースだ。なにを隠そうこのレース、おれが20歳になって初めて馬券を買い、しかも首尾よく的中したこともあり、思い出のレースのひとつとなっている。

この時おれは大学の3回生になろうとしていて、日曜だというのにサークル活動のため大学へ向かっていた。その道すがら、後楽園の場外で仕込んだ中山牝馬ステークスの馬券。15時になると部室を抜け出し、隣の小部屋で息を潜めながらガラケーワンセグを起動し、チャンネルをフジテレビに合わせたのだった。いやはや、何もかもが懐かしい。

レースのほうは内ラチを通ったキストゥヘヴンがトップハンデを跳ね返し優勝、2着には逃げた15番人気のピンクカメオが粘りきり、3着にも人気薄が飛び込んで3連単は130万。雨上がり後らしく荒れたようだ。

前述のとおり、おれはこのレースを当てた。◎キストゥヘヴンから、低迷の続いていたG1馬・ピンクカメオへ前日に降った大雨でぬかるむ馬場に、彼女が白のシャドーロールを泥で真っ黒に汚し、単勝7,600円・3連単が970万と大波乱で差し切ったあの大雨のNHKマイルカップを重ね、相手に買っていたのであった。惜しむらくは2万馬券となった馬連でなく、5千なんぼのワイドであったというところか。まあ、そんなこともいい思い出で、中山牝馬ステークスが来るたび思い出す。

さて、そんな懐かしい中山牝馬ステークスから今年で8年。10年経たずに、このレースでピンクカメオに乗っていた騎手は死んでしまったし、他にも3人が引退。勇退した調教師も何名か見受けられる。馬はもちろんだが、まさか7着入線のキャッチータイトルがG1を2勝する子を出すなどとも思うまい。

季節も相まって、ラストランを飾ったキストゥヘヴンに対し実況は「これが卒業式」と表現した。表現が適切かどうかはともかく、この時期は競馬界も別れの季節であるのは確かなことだ。8年前の記憶を懐かしみながら、今年もここが“卒業式”となるマジックタイムに◎を打つ。と来たら、相手にはピンクカメオのようにやはり低迷を続けるG1馬。さすがに本命は打てないが、先日鞭を置いたかつての主戦になんとか餞けを。

中山牝馬ステークス:◎マジックタイム

中山牝馬ステークス:☆メイショウマンボ 

あの28度目の春

うんこ大附属

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そろそろ春が来て、おれは28歳になります。

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流れる季節の真ん中で。

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木枯らし吹く毎日の、ふっと晴れた日で。

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ああ、故郷に春が。

 

入籍して2週間。まだ週末婚の状態も、その週末も結婚式、ひいては引越しの準備に充てられ、月給をはるかに越す金が定期的に飛んでいく。20代のうちに使わなかった金は死に金だ、なんて嘯いていたが、今ではそんな死に金に感謝してもしきれない。

結婚したから偉いとか、祝ってほしいなどとは微塵も思わない。でも建前上ですら、職場や同僚から結婚祝いだとか、飲みに行こうぜなどといった誘いが全く来なかったのはショックだった。事後報告だったのは申し訳ないと思うが、それにしたってひどすぎる。おれの人脈のなさが如実にあらわれていると思う。用意していた断りのセリフも忘れてしまった。

 

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そうして28度目の春が来る。覚悟を決めていた昨年はともかく、一昨年からすれば考えられない春だ。おれ一人では抗えないことが多すぎた。今までも、そしてたぶん、これからも。

これからの生活は不安のほうが大きい。夫婦生活がうまくいかなかったら? 仕事がうまくいかなかったら? 病気になってしまったら? 不安の芽をあげれば悩みはキリがない。29度目の春はちゃんと2人で迎えられるだろうか。それとも1人に逆戻りなのか、はたまた3人になっているか、分からない。

昔はよかった。記憶と写真がそう語る。昔の女や惜しかった大万馬券への未練を断ち切ったように、独身生活への未練も断ち切れたらどんなに楽かと思う。不満な現状に対し、必要以上に美化し逃げ場となったり、重荷となるような記憶なら、いっそ忘れて全部なかったことにしてしまえたら、とさえ思う。

この歳で迷子になっても誰も迎えに来ないのは分かっている。おれの20代の終盤にハッピーユニゾン。幸あらんことを。

ex26.hatenablog.com

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それは須臾でもストロボのように何かを照らした。

うんこ大附属

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入籍しました。28年間お疲れ様でした。左手の薬指に付けた指輪に違和感が光って、おれは泣く。

・あ

入籍後、嫁と居酒屋で今後の生活の話をしていたら隣のグループに「結婚ですか」と祝われて、お酒をご馳走になってしまった。なんだか世間の人も捨てたものではない。帰り際に「いい門出になったな」とひときわデカい声のオッサンが言う。おれは「まあ、そうだな」と思い、礼を言う。嫁と別れて、やはりおれは泣く。

・ああ

同居後のエロ動画鑑賞用にiPadを買う。バックアップを取ろうと開いた珠玉のわいせつ図書館より底で眠っていた写真データが心を打つ。本当にいろんなところへ行ったよな。この写真から10年後には結婚してるんだぜ。10代20代と消費した若さは何もならなかったが、ただ、楽しかった。いくら金を積んでも、もう戻れない。

・あああ

おれの好きだった声優に熱愛発覚。半同棲で双方の事務所が認めたんなら、まあそういうことだろう。女のほうの誕生日に入籍するんじゃないか。そういや彼女とはタメだった。奇遇だな。まあ、そうだよな。そういう年だよな。まあ、仕方ないよな。まあ。

・ああああ

マルターズアポジー@武士沢友治小倉大賞典勝利おめでとう。本当におめでとう。またG1で会おうや。

そういや勝った小倉大で背負った馬番7は有馬記念と同じなんだが、おれが有馬記念で買った馬券も当たりにしてくれ。

・あああああ

なんちゃって。引っ越しが遅れ、3月半ばまで独身生活延長戦。これが終われば、本当に終わり。以上。ではまた。

ダンスインザ養分:延長戦

競馬

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入籍前日。

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おれはこの場所に居たかった。

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おれは。明日。

 

ダンスインザ養分

競馬 どっか行った

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2月の東京。真冬にしては暖かい日だった。終わりではないが、これからしばらく競馬場から足が遠のくと思うとセンチメンタルになったりもする。

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また来週からは寒くなるらしい。まあ、フェブラリーステークスが来れば春は近い。

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懐は相変わらず冬のままだ。

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お前のお父ちゃんとお母ちゃんはすごい馬だったんだけどなあ。

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競馬に魅せられてから12年になる。おれの10代20代はもちろん電脳世界、そして間違いなく、ここにもあった。それは絶対に正解ではないが、あながち間違いでもなかったと思う。馬とか血とか人とか、そしてたぶん、おれのドラマとか物語とか、そんな大層なものでもないが、たぶん走っていたと思う。

日が傾いた東京最終競走、素寒貧のおれが一発逆転を託した本命馬は、12年に亘ったおれのドラマを乗せて、直線を待たずに馬群へ沈んでいった。

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ガールズ&パンツァーオーケストラ追加公演を見てきまし

どっか行った

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た。

1月27日、東京オペラシティで行われた、アニメ「ガールズ&パンツァー」の劇中曲のオーケストラを見てきました。
劇場版もそうでしたが、アニメでも劇中BGMの使い方がスバラシイというか、もともと2012年の放送時に設定がうまく飲みこめず、切ろうと思っていたときに魅せられたのが第4話の聖グロ・進軍シーンの「ブリティッシュ・グレナディアーズ」だったこともあり、劇場版でガルパン熱も再熱したことだし、と公演に行ったのですが。

感想から言うと、言葉で表せられないほどよかったです。黒森峰戦を何度も見返した地上波放送時や、劇場版を何度も見て、その勢いで大洗や北海道のタウシュベツ橋梁に行った昨年のガルパン熱が再燃するようなデキでした。

1話から順に主人公・西住みほ役の渕上舞が朗読→1話からストーリー順にBGM演奏といった形式で前半・休憩・後半・アンコール混みで2時間半。最後はみんなでEnter Enter Mission!を唄ってシメ。

劇場版公開前の公演の追加公演ゆえ、劇場版のBGMは演奏されませんでしたが、それでも何回鳥肌が立ったか分からないほどでした。アニメ・ゲームのオーケストラ公演は、昨年5月に東方projectのオーケストラに行き、もちろんそれは感動したのですが(大学のころ東方厨だったため)、やはりガルパンはもともと行進曲・マーチなものですから、より壮大で心が震えました。

公演ではパンツァー・リートでの手拍子が盛り上がりましたが、自分としてはやはりブリティッシュ・グレナディアーズが一番でした。英国擲弾兵。旋律にだんだん楽器が重なって、重厚になってくのがね、最後ガッと入ってそれはもう壮大になって、マチルダ、チャーチル進軍! みたいなね。あれは本当にガルパンはいいぞ、ですし、今風でいえば優勝、といったところだと思います。おれはね。
最後の挨拶で、指揮者の方も「オーケストラはいいぞ!」と仰っていたことですし、是非劇場版BGMのオーケストラ公演も見てみたいものです。

以上。いいものを見せてもらいました。いい夜でした。ちなみに好きなキャラはアンチョビ、カルパッチョ、澤梓です。よろしくお願いします。

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