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今週のレース:弥生賞

競馬

  の文字を見ると春も近いなと思う。それが七夕賞に変われば夏だし、京成杯AHに変われば秋が来て、ステイヤーズSに変わればもう冬だ。そして有馬記念で1年が終わってゆく。

  競馬の重賞レースというのは、毎年n月n週に施行される歴史を重ねた賞という意味での「重賞」らしいので、競馬歴が増えれば増えるほど否応無く季節と重賞がリンクしてゆくのは当たり前だ。「地球は競馬で回っている」と競馬バカのおれでもドン引くような番組があったような気がしたが、悲しいかな地球はともかくおれの世界は今のところ競馬で回っている。

  さて今週3月2週は弥生賞。G1皐月賞の前哨戦となる。おれが一番好きだった牝馬シェルズレイの子供がおそらくは1番人気で出てくる。出走しては騎手の言うことを聞かず暴走するバカ馬だった彼女も、いつの間にか優秀な繁殖牝馬の一頭となった。いっぽう他馬に迷惑をかけながら逆噴射する彼女を頭を抱えて見ていたおれは、相変わらず競馬から足を洗えていないし、関東馬は弱いままだし、当然はつらつとした毎日を過ごしているわけもなく、毎週金をすり減らしている。

  シェルズレイ、彼女が氷雨降る仁川でテイエムプリキュアの後塵を拝したときおれはまだ高校生で、秋の準オープン戦で久々の美酒に酔ったのは大学生のころだった。それからしばらく低迷が続き、気づいたころには引退していた。競走馬が繁殖入りしてから初子が走るまで3年。3年の歳月は長すぎる。おれは卒業、就職を経て偉そうにも多忙な毎日のなかで1頭の馬に熱狂した日々を忘れていた。そんな時に飛び込んできた一頭の鮮烈デビューのニュース。愛した牝馬の子供だった。

  シェルズレイを「まともに走れば重賞どころかG1だって勝てる」と言い続けていたことがいま証明されようとしている。個人的にはもうホープフルSを勝って、クラシック有力馬に名を連ねているだけで満足なのだが、とにかく出るんだったら応援してやりたいし、若葉薫る本番の中山に応援しに行くのもやぶさかではない。が、やっぱりおれは関東馬贔屓なので結局は弱い関東馬を応援しちゃうんだろうな。

  それに親父がディープインパクトってのはなんかムカつくんだなあ。

弥生賞:◎シャイニングレイ