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Back seat dogをどうしても聞きたくて、8年ぶりにピロウズのライブを見に行った話

うんこ大附属

 まあ去年の10月に25周年のアニバーサリーライブに行ってんだけども。その25周年ライブが8年ぶりのピロウズだったとか、8年前の高校時代、友だちがいなさすぎて休み時間のたびに机に突っ伏してピロウズを聞いてやり過ごしていた、とかそんな話はいつか書くとして、とにかくおれは先日、the pillowsのツアー千秋楽へ行ったのであった。

 
 7年ぶりに行った10月のアニバーサリーライブを見ておれはたいへん満足し、もう思い残すことはないと思ったのだが、なんの気なしに見た最新のライブツアーのセットリストにBack Seat Dogの文字があって、思い残すことあったやんけ!?!!??  とか思いながら慌ててチケットを調達したのであった。
 
   ピロウズの中で好きな曲を何曲かあげろって言われたら、おれはまあ、たぶんこの曲を入れると思うんだよね。ピクシーズのオマージュ曲だから、ピロウズの曲というとなんか微妙だったりするけども。
 
   「なんでもない曲でも特定の記憶と結びつくと、それは一生の名曲になるんですよ」って後輩が言ってて、フーンって思ったんだけど、おれにとってこの曲がそうなってしまった。おれはピロウズのラブソングがめちゃ好きで、この曲に限らず、パトリシアやオレンジ・フィルム・ガーデンであったり、ラブソングかどうかは怪しいけれども、ウィノナやキム・ディールであったりでだな。ピロウズのラブソングは結構女々しいというか、童貞臭がすごくて、おれはいつまでも中学生みたいな童貞でいるつもりだから、もともとめちゃ好きだったことを前提としてだな。
 
 おれは18の頃、大学へ入ってすぐに年上のサークルの姫に誑かされてしまい、童貞だったゆえまんまとその毒牙にかかってしまったのだった。結局半年後に「競馬とあたしどっちか選んで」ってゆあれたので、正直に「競馬」って答えたらケンカになって、三次元の女クソすぎワロタ、と思ってそんじゃもう終わりにしましょうよと言って童貞のまま半年で別れた。

 振ったとはいえ、結局童貞だから逃した魚は大きかったってなって引きずりはじめたのは笑ったわ。童貞だから。結局2年引きずって、追いコンのあと北千住で飯食ってヨリ戻してくれって頼んだら「いまあんたの友だちと付き合ってるから無理」って言われて、やっぱり三次元の女ってクソだわって思ったのだった。
 
今になって思い知ったんだ
君はまだ   あの季節思い出せるかい
痛い程眩しかったな
 童貞、というか18とかのころだったから毎日が輝いて見えたんだよなー。友だちもいない埼玉の片田舎から東京に出て、数年ぶりに友だちができて、生まれてはじめて女とデートして。酒は飲めなかったけれど、はじめて飲み会というものを経験して、カラオケでオールして新宿の朝焼けを見たり、その友だちの家にみんなでワイワイ泊まったり、とにかく学校で一言も話さなかった日も多かった高校のころに比べると、毎日が眩しかったんだよな。本当に。でも結局いまはその頃の友だちとはほとんど縁を切って、おれは社会で沈んでる。面倒になって自分からそうしたんだけど。
 
 その選択はべつに間違ってないと思っている。20代になったら、悪友を切りなさいなんてよく言われることだし、まあしゃーなしだなってかんじ。だいいちおれは金がない。

    たぶん遊んでくれていたみなさんは、とりたてて改めて思い出のページをめくるようなことでもなんでもなく、ただただ小中高大と普通に過ごしてきた日常のことで、そんな日常のことなんかもう忘れてしまってるんだろうな。元彼女だけでなく、おれと遊んでくださったみなさん。おれは覚えてるけど、みなさんはどうですか。あの眩しかった季節、思い出せるかい、ってな。だからどうしても聞きたかった。
 
   えっとー、あのですね。めっっっっちゃきもいんだけど、おれがBack Seat Dogを唄って、ヌードルズのおねえさんがウォウウォウイェ〜とかア〜とかコーラスする部分を、おれの元彼女とか、好きだった女が、まあ脳内で結婚したアニメキャラたちでもいいんだけど、並んでバックコーラスしてほしいと思った。思ったけど、聞いてたら我慢できなくて、自分でやってしまったよ。新潟か名古屋でもう1回聞いとけばよかったと思った。
 
   いい夜でした。んじゃまた。