読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

さあ、決着の時だ

競馬
f:id:ex26:20151227113008j:image

第60回有馬記念。一年総決算。ダービーと並んで、いや、年末の切迫感と中央競馬を締めくくるグランプリということで、それ以上におれはワクワクしている。そして。緊張している。これから南浦和武蔵野線に乗り、船橋法典まで行って朝の埼京線のようなすし詰めのなか、馬を見る。いや、果たして人だらけで馬なんて見られるのだろうか。

競馬をやってロクなことなんかひとつもないし、ひとつもなかった。土日は潰れるし、当然金もなくなっていく。負けた日はいつにも増して月曜日が憂鬱だ。えもいわれぬ敗北感がある。好きな馬も騎手も負けてばかりだ。世間受けも相変わらず最悪だし、人には言えない趣味だ。家族にも煙たがられているし、先方も、先方の家族にも睨まれている。

ただ、あの2分30秒と、2分30秒の針が進みはじめるまでの須臾は、流行りの言葉で言えば、本当にとても尊い。耳を劈く大歓声と、スタートが切られる瞬間の一瞬の静寂と、再びの大歓声。おれの心臓があれほど高鳴ることはあれ以外にあるのだろうか。人の馬のかけっこを見てなにがそんなに楽しいのだろうか。なにがそんなに昂ぶることがあるのか。

おれが汗水垂らして何回も何回も毎日毎日頭を下げて稼いだ金だ。昨日の武士沢サンマルデュークと保有株式を売っぱらって作った大切な金だ。◎はキタサンブラック。夢を託すのはヒットザターゲットゴールドシップ、年貢の納め時だ。さあ、果たして。果たして。
広告を非表示にする