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武士沢重賞祝勝会会場

競馬

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先日、おれの贔屓にしている武士沢友治がG3・福島記念をマルターズアポジーで逃げ切り、8年ぶりの重賞制覇となった。8年は長かった。8年前、夏の終わりの新潟をアルコセニョーラで大外から豪快に差し切ったことが遠い昔のことのように思える。

 


【競馬】2016 福島記念(GIII) マルターズアポジー

武士沢を応援するきっかけはベンチャーナインだと思う。武士沢が愛馬・トウショウナイトを調教中の事故で亡くしてから数週間。大雨のプリンシパルステークスを差し切り、自身のダービー初出走を決めた勝利ジョッキーインタビューでトウショウナイトに触れ、「夢が繋がった」と語る武士沢におれはえらく感動した。えらく感動し、おれは死んだトウショウナイトに手向けとなるタイトルを、と武士沢の活躍を願うようになった。実際、ベンチャーナインを応援しにダービーを見に行ったものであるし。

そのベンチャーナイン自身ダービーは残念な結果に終わったが、武士沢はアルコセニョーラ新潟記念を勝ちトウショウナイト以来の重賞制覇、コンビ継続のベンチャーナインは神戸新聞杯で4着に入り菊花賞へ向けて存在感をとりあえずは見せていたし、短距離でもダイワマックワンというお手馬がいたわけで、今後も重賞は当然としてなんとかトウショウナイトへ手向けのG1を……と思っていたのだが、まさかこの時からG1どころか8年間も重賞を勝てないなんて思っていなかった。

それだけに今回の福島記念は特別なのだが……当人も言うように、なにぶん8年も勝っていなかったのだから、応援していたこちら側も重賞を勝つという感覚を忘れている。どちらかというと、武士沢自身も乗ったゴスホークケンの子供が重賞を勝った嬉しさのほうが実感があると言ったら怒られるだろうか。

とりあえずはゴスホークケンはもちろんのこととして、繁殖に上がったアルコセニョーラ立教大学馬術部で頑張っているベンチャーナイン、そして天国のトウショウナイトもこの一報に喜んでいればいいと思う。本当におめでとう。

そういえばトウショウナイトで人馬ともに初重賞のアルゼンチン共和国杯から、もう10年が経ったのだったな。表彰台でインタビューを受ける武士沢は、初めて見た時よりだいぶおっさんになっていた。当時高3だったおれも、だいぶおっさんになっていた。